教育実習が終わりました。
2025.03.27
終わってからだいぶ経ってしまいましたが…
2月3日~2月14日までの2週間、盛岡大学の9人の学生さんが当校で教育実習を行いました。
今年度は、日本語教育を学ぶ学生が多いということで、2回目の受け入れとなりました。
まずは、授業見学と学生たちとの交流。
校外研修(運動会)にも参加しました。
授業以外の日本語学校の様子も見てもらうことができました。
授業準備、模擬授業の後、いよいよ実地授業!
それぞれ熱のこもった授業を行いました。
教育実習生の皆さんの「実習日誌」の一部を抜粋して紹介します。
S藤・H先生
複数の先生方の授業を見学させていただき、それぞれの授業の進め方やクラスの雰囲気など少しずつ異なっていて、クラスや自分にあった授業をすることが教師としての役割なのだと感じました。
N川先生
先生方の授業は、本当の「生徒参加型」で、私の学んだ国語科教育のように、学習者がじっと先生の話を聞く、ということが本当に少なく、アクティブだと思いました。
S木先生
緊張しないことを意識するより、緊張しても仕切り直せるように対策しておくこと、学習者の思わぬ質問で焦るより、何を質問されてもたくさんの選択肢を自分の中で出しておく等、そういった対策を今後意識していきたい。
Y先生 日本語を含め、言語学習には近道は存在しない。基礎をしっかりと重ね、地道に学び続けるしかない。教師にできる事は、最高の教案を作ることではなく、学習者の様子を見ながら臨機応変に対応し、昨日よりもより良いものを作ることであると学んだ。今回の実習で、学ぶのは学習者だけではなく教師側も常に学び続けると言う姿勢を大切にしていきたいと改めて感じた。 M浦先生 実習の中で学習者と交流したことで相手に自分の言いたいことがちゃんと伝わることのうれしさや楽しさといったものを感じることができた。この気持ちを今後の日常生活や学習者、外国の方と交流する際に忘れずに持っていたい。 T山先生 実際に学習者と触れ合う機会を通して、日本語教育のリアルな現場や、学習者の実情など、今まで知ることができなかったことを知り、学ぶことができた。この貴重な経験は、今後社会に出て、日本語教育に関わるとしてもかかわらないとしても、生きていく上で重要な学びになったことと思う。 M・K先生 授業見学では、学習者への寄り添い方や教え方の工夫、臨機応変な対応の仕方など、実際の授業でしか学べない貴重な経験をさせていただきました。また、実地授業では準備の大切さや、予想外の出来事への対応力の必要性を痛感しました。 S藤・M先生 大学生活で学んだことだけでなく、この2週間の経験で学んだ「分かりやすい言葉選び」や「相手の抱える事情を配慮した言動」を意識して、今後の日常生活でも学習者、外国の方に対して接していきたい。 K田先生 実地授業では準備をして授業に臨むことが大事だと感じた。見学、模擬授業をし、修正をして本番に臨むという実地を行う前の準備がとても重要である。 教育実習での気づき・学び・思いは9人いれば、”9人9様”です。短い実習期間でしたが、それぞれ得るものがあったのではないでしょうか。 2週間、お疲れさまでした。 これからのご活躍を心からお祈りしています。