2021年度上半期の振り返り
2021.09.28
四期制の当校は、今日9月28日で、年度内二期目にあたる7月期が終了しました。
学生たちは明日から秋休みに入り、その間に学校としては年度の折り返しを迎えます。
時期を鑑みて、昨日の2クラスの作文では「上半期の振り返り」がそのテーマに。
各々が4月から9月までの自身の生活を多面的に振り返り、それをもとに下半期の抱負を書きました。
このような節目に、PDCAでいうCのCheckに相当する作業を行うことは意義深いなと改めて感じました。
そこで今回は、このブログに投稿した記事をもとに、上半期を(一教員の視点からですが)振り返ってみます。
<「上半期の振り返り」を書いた2クラスの学生たち。今日で修了の学生もいたため、授業後に記念撮影>
4月(正しくは3/31)、定期開催していた勉強会を外部に開いた形で実施しました。
初めてのことでしたので反省や課題もありましたが、ニーズとメリットの大きさを実感することができました。
この公開勉強会は、その後も7月の長期休暇中に二回目を開催、三回目は来月5日に行う予定です。
また同じく4月から、授業ではPadletを用いた会話の授業を始めました。
この授業を始めた経緯はこちら、その方法・成果・感想はこちらにまとめてありますので詳細は割愛。
この授業そのものにも価値はあると思いますが、これは現在作成中の新教材の種にもなりました。
その新教材とは...、これについては機が熟したら改めて。
また、こちらも4月から「JLPT対策オンラインコース」を開講しました。
受講生は卒業生や在校生が中心ですが、新たな学びの形を創出できたのではないかと思っています。
現在開講中の12月の本試験に向けたコースではN3対策コースを新設、より間口が拡がりました。
少し時間が飛んで7月、泉館山高校の生徒さんの来訪を受け入れました。
コロナ禍で外部との(特に新たな)繋がりがほとんどない中、いい刺激をいただけたと感じています。
またこの頃から、2週間に1度の頻度ではありますが、入国を待つ入学予定者へのレッスンを開始。
毎回メンバーや人数が変わるため難しさはありますが、今後も継続して行っていく予定でいます。
8/31から約2週間は、緊急事態宣言を受けて完全オンライン授業へ移行しました。
学生たちも私たちも慣れたもので、オンライン授業の特性を活かした活動も行えたと自負しています。
8月下中から9月上旬にかけては、7月の日本語能力試験(JLPT)の結果が発表されました。
例年とは受験者数が大きく異なるためは比較は難しいのですが、予想以上の結果が得られました。
ここまで振り返ってみて、この上半期を漢字で表すなら「新」と「進」ではないかと思います。
様々な変化や制約がある中、今(だからこそ)できることに取り組めたと、大きい視点では言えるでしょう。
これを受けて下半期には!と抱負を語りたいところですが、先行き不透明な現状では難しいものがあります。
ただ、上で挙げた「新」と「進」は、非常に抽象的ですが、鍵となりそうな予感がします。
そのためには、やはり「今(だからこそ)できることを」という精神は忘れずに持ち続けていたいと思います。
以上、やや長くなりましたが、2021年度上半期の振り返り、でした。
(瀬戸)