中学生 職場体験
2023.12.07
11月21日、22日の2日間、県内の中学校の2年生5人が職場体験で本校に来てくれました。
日本語の授業を見学したり、授業に参加して留学生と交流をしたりしてもらいました。
初級のクラスでは、大人数のグループでワイワイにぎやかに、お互いに質問をしあいました。
上級のクラスでは、少人数のグループで和やかにより深く、お互いを知るための活動をしました。
「はじめて外国人と接したが、日本語で話せて楽しかった」「留学生同士も日本語でコミュニケーションをとっていることに驚いた」そうです。
当校には、10以上の国・地域からの学生たちがいますが、いろいろな国から来た学生たちの共通の言葉は「日本語」です。
日本語教師にいろいろと質問する時間も設けました。
日本語教師のやりがいや授業をしていて難しいことなどについて、2名の教師が答えました。
「日本語を教える」体験はしてもらうことはできなかったのですが、日本語教師の仕事が少し見えたのではないかと思います。
日本語学校で働いているのは日本語教師ばかりではありません。
学生たちの生活をサポートする支援課のお仕事も体験してもらいました。
支援課以外にも多くの職員が直接的・間接的に学生たちの日本での生活をサポートしています。
支援課の業務の体験を通して、日本語学校の仕事を多面的に見ることができたのではないでしょうか。
最後に校長先生から、生徒さんたちの将来へむけて一言。
校長先生のお話の通り、これからますます多様な文化的背景を持つ人たちと接する機会が増え、多様性への理解や柔軟性が求められるようになると思います。今回、異なる文化や価値観に触れることで得た新しい視点は将来必ず役に立つはずです。
生徒さんたちからは「日本語だけで教えていることに驚いた」「やる気をもって勉強することの大切さを感じた」などの感想がありました。それぞれこの2日間で感じたり考えたりしたことは違うでしょうが、新たな学びがあったようです。
今回の職場体験で生徒さんたちの視野が広がり、社会の一員としての自覚が芽生え、将来の選択肢を広げる一助となったのであれば、嬉しく思います。
※画像は、中学校の先生方、本人、保護者の方々のご了承を得て掲載しています。